Logitech、アナログ式メカニカルキーボード「G512 X 98 TMR」を200ドルで発表

Logitech、アナログ式メカニカルキーボード「G512 X 98 TMR」を200ドルで発表 — Factivera

Logitechは、トンネル磁気抵抗効果技術を採用したアナログ磁気センサー搭載キーボード「G512 X 98 TMR」を発表した。本製品は、8000Hzのポーリングレートと、Gateron KS-20スイッチのホットスワップに対応しており、ゲームにおける精密な操作を実現する。

Logitechは、アナログ押下検出方式を採用したゲーミングキーボード「G512 X 98 TMR」の販売開始を発表した。このモデルは、航空機シミュレーター、レースゲーム、タクティカルシューターなど、高い入力精度を要求するユーザーを対象としている。従来のデジタルスイッチとは異なり、本製品は各キーの押下深さや強さを認識し、機械的な力を変化する電気信号に変換する。

本製品には、ホットスワップに対応した9つのアナログスイッチ「Gateron KS-20」が標準搭載されており、はんだ付け不要で個別のカスタマイズが容易である。パソコンへの接続はUSB Type-C – USB Type-Aインターフェースを介し、最大8000Hzのポーリングレートを実現。これにより入力遅延が0.125ミリ秒まで低減されている。キーボードは内蔵RGBバックライトを備え、ブラックとホワイトの2色展開となる。

メーカーは、G512 X 98 TMRをワイヤレスマウスG502 X Plus LIGHTSPEEDおよびヘッドセットG522 LIGHTSPEEDと組み合わせて使用し、統一されたエコシステムを構築することを推奨している。希望小売価格は200米ドルで、別売りのリストレストは45ドル。テンキーレス形式を好むユーザー向けに、180ドルの「G512 X 75」も用意されている。

トンネル磁気抵抗効果技術は、コイル内部でのスイッチステムの動きに伴う磁場の変化を検出する。アナログ信号はコントローラーを介して8000Hzで伝送され、各タイミングで8ビット分解能(256段階)のデジタル値に変換される。これにより、ソフトウェアは軽いタッチと完全な押下を識別できる。ホットスワップ機能により、電源を切らずにGateron KS-20スイッチを交換でき、キャリブレーションも維持される。LIGHTSPEED周辺機器と併用する場合、システムはイベントにタイムスタンプを付与する統一ポーリングプロトコルを使用する。

実用的な観点では、TMRセンサーをキーボードに搭載することでホール効果の非線形性の問題が解決される。TMRセンサーは磁束に対する抵抗変化の勾配がより急峻である。しかし、謳われている8000Hzを達成するには、ホスト側のUSBコントローラーが高速アイソクロナス転送をサポートし、OSカーネルレベルでのソフトウェア最適化が必要である。そうでなければ、バス上のシステム制約により、実際のレイテンシーは1000Hzに制限される可能性がある。