インテル、低価格ノートPC向けに省電力プロセッサ「Wildcat Lake」を発表

Intel社は、Ultraの接頭辞を持たないCore Series 3に属するプロセッサ「Wildcat Lake」を正式に発表した。これらのチップはアーキテクチャ的にはPanther Lakeモデルと類似しているが、別個の小型ダイ上で限定的なコア数で製造される。

このシリーズには7つのプロセッサが含まれる。そのうち5つは、CPUコア数とGPUコア数において同一の主要仕様を持つ。

ダイには最大2つの大規模コアと4つの省電力LPコアが搭載される。通常の小規模コアは存在しない。内蔵GPUであるiGPUは2つのXe3コアを搭載する。6モデル中5モデルは2+0+4構成を、1モデルは1+0+4構成を採用する。ラインアップ中の下位2つのプロセッサのiGPUは1コアを搭載し、残りのモデルは各々2コアを搭載する。

プロセッサは第5世代NPUブロックを搭載し、性能は毎秒17兆回演算である。クロック周波数は最大4.8ギガヘルツに達する。DDR5-6400およびLPDDR5X-7467メモリに対応する。TDPは15ワットで、最大35ワットまでの拡張が可能である。キャッシュメモリ容量は6メガバイトである。2つのThunderbolt 4ポート、Wi-Fi 7およびBluetooth 6.0に対応する。チップはIntel 18Aプロセス技術で製造される。

新プロセッサの性能は高くないが、低消費電力が特徴である。Intel社はCore 7 360とCore Ultra 7 150U(2+8+0構成)を比較した。同じ動作モードで、新プロセッサの消費電力は52~64パーセント少ない。同時に、同じWildcat Lakeチップと組み合わせた場合、10~111パーセント高速に動作する。AIタスクでは性能差はさらに顕著である。Core i7-1185G7と比較して、新チップはマルチスレッドモードで平均41パーセント高速である。

このように、発表されたプロセッサは比較的低性能だが、非常に省電力である。製造コストが低く、低価格ノートPCへの搭載を意図していると見込まれる。